歯ブラシする際の入れ歯の取り扱い方

部分入れ歯をしている場合には、入れ歯の部分と残った歯の部分があります。

入れ歯を取り外してから残っている歯を磨き、入れ歯の汚れもキレイにする必要があります。

そこで今回は歯ブラシにする際の入れ歯の取り扱い方についてご紹介します。

 

【入れ歯の3ステップの清掃の仕方】

　1　水を流しながら義歯ブラシを使用して汚れを洗い流します。

　2　入れ歯は乾燥に弱いので、水に浸し、その入れ歯に合った入れ歯洗浄剤を使用します。

　3　朝おきた時に水を流しながらキレイに洗ってから、入れ歯を装着します。

 

【部分入れ歯の周りのお手入れ方法】

　保険の部分入れ歯は残った歯にばねをかけて使用しますが、ばねをかける歯は特に汚れが残りやすくなります。

　そのためブラッシングをしっかりと行う必要があるのですが、まず部分入れ歯を外して歯ブラシをすることが大切です。

　入れ歯をつけたまま歯磨きをしてしまうと、研磨剤入りの歯磨き粉で傷をつけてしまう可能性もあります。

　また、ばねの下の汚れが残りやすい部分を除去しにくいので、部分入れ歯は必ず取り外してから行いましょう。

　残っている歯の状況にもよりますが、汚れが取りにくい場合には『タフトブラシ』を使用して歯と歯ぐきの境目も重点的に磨きましょう。

 

【入れ歯のお手入れで気をつけること】

　1　入れ歯は熱に弱いので60度以上のお湯に浸さないでください。

　　　入れ歯が変形してしまう原因になります。

　2　水洗いする場合には、洗面台に落として落下すると、入れ歯が割れるリスクや排水溝に落としてしまう可能性もあるので、入れ歯を洗う際には下に水を入れた洗面器などを準備しておくと安心でしょう。

　3　入れ歯は決めた場所に置いて、失くしたり、誤って踏んだりすることがない様にしましょう。

　口の中は日々変化しているので、入れ歯で何か困ったことがあった場合には歯科医院を受診して相談してくださいね。

　目安としては、入れ歯が当たって痛い、しゃべりにくい、会話中に入れ歯が浮くことがあるなどの時には確認が必要です。